木炭利用で健康住宅

ライフスタイル総合研究所



 木炭利用で健康住宅

投稿日:2000年03月16日 12:52

 木炭は最近になって、燃料用途以外で河川や空気の浄化、土壌改良など環境改善のだめの利用法が注目されています。さらには健康な住宅環境を保つためにも、木炭の働きが大変効果的であることが明らかになっています。これら新用途炭は、健康志向の高まりもあってマスメディアにもよく登場しますが、反面で誤った情報も少なくありまぜん。新用途炭の利用にあたっては、その利用目的に適した種類の炭であるか否かを、まず判断する必要があります。ところが私たちが実際の炭を見たところで、その種類は何か、生産地はどこか、ましてや炭化温度はどの位なのかなど、どれも大事な判断要素なのに確信が持てません。

 一例として、近年は中国や東南アジアからの輸入炭が急増していますが、素材や技術面で不透明なことが多いため、現状では安心感が得られません。輸入炭が急増するのは、資本の論理が優先された結果であリ(輸人コストを加味しても国産より安価)、その結果が原生林の乱伐となり、昨年の中国での悲惨な大洪水を引ぎ起こすことにもつながってゆくのです。

 日本の国土は7割弱が森林ですが、世界一の木材輸入国です。その森林も今や大半が人工林に変わってしまい、その保守や木材資源の利用法についての国の対応ぷりはまったく貧困な状況です。自然災害を予防する観点からも人工林の適宜伐採が必要であり、今後いっそう問題化することは確実です。そこで床下などの住宅用途として、国産の間伐材を原料とした木炭が真に環境に優しい「環境循環型の資材」として期待されています。

●住環境のポイントは床下調湿
住宅床下は普段気にとめにくい場所ですが、一般に湿気や臭気がひどく、その結果白アリ等害虫の温床にもなりえます。さらに床下結露で力ピが発生し易く、ダニ等も増えてアレルギー等を引き起こし人の健康を損ないます。当然ですが、湿気や白アリは建物の耐久性に深刻なダメージをもたらします。間伐材木炭には、抜群の湿度調整作用があるため、人と住まいを健康にします。一度施工すれぱ半永久的に効果が持続するので経済的です。

●床下炭は年中無体で働く
炭には微細な穴が無数にあり、その中へ湿気や臭気、有害科学物質などを吸着するのです。実は大昔から、寺社や蔵の基礎には本炭が埋め込まれていました。炭は多湿期にはどんどん吸湿し、乾燥期になると放出する「縁の下のエアコン」のようです。従来の床下では、多湿期には湿度が100%に達しますが、炭を入れると95%以下を保つため結露しません。また押入や水廻り、)畳の湿気までも吸着します。

●簡単施工で家族の健康を守る
床下に炭を敷き並べるだけの工事ですから、新築はもちろんのことリフォ一ムとしても半日程度で完了しまず。アフターケアも不要です。新建材や家具等から発散される科学物質は、アトピーや原因不明の頭痛、体調不良の一因であることがわかってきました。炭は汚れた空気を吸着し、体に良いマイナスイオンを供給するのです。



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