屋上緑化

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 屋上緑化

投稿日:2003年09月23日 10:26

 植物を育てたいが庭がない。そんな人もガーデニング人気を背景に家の屋上やルーフバルコニーに庭や菜園を造ろうとする人が増えているようです。屋上を緑で覆うと家の温度上昇が抑えられるメリットもありますが、草木の手入れや構造上の問題など屋上緑化のポイントを探ってみました。

 屋上緑化の主な手順としては、まず屋上の強度と防水性を確認することが必要です。新築住宅なら、屋上緑化を前提に構造強度を考慮して設計を進めていけばいいのですが、既存を改修して緑化をするとなると、土は以外に重く、栽培に使う水も多いので庭をつくっても建物に影響がないかどうか、専門家に見てもらう必要があります。家を建てた住宅メーカーや工務店に問い合わせして確認してみましょう。

 マンションのルーフバルコニーやベランダも同様の確認が必要です。緑化がマンションの管理規約に違反しないかも調べておく必要があります。また、ベランダは避難通路として、手を加えることが禁止されていることが多いので、注意が必要です。

 強度や規約が問題ないとなった場合、ベランダや屋上は一般に地上より風が強いので土や植物の枝、葉っぱなどが飛散、落下しないようにネットなどでの囲いの設置も検討することが大切です。庭造りの作業では、建物の構造にもよりますが、屋上などに土を載せるには特殊な資材が必要になります。

例えば「防根層」といって植物の根が屋上表面に侵入することを防ぐ資材や、雨や水撒き時に土が流出したり、植物が根腐れしないように土中の余分な水を排出させる「排水層」などです。こうした資材は一般的なホームセンターでは取り扱いが少ないので、専門の施工業者に相談したほうが良いでしょう。屋上などに庭園や菜園がある生活は、いかにも潤いがあって楽しそうです。屋上の土と植物が熱を遮るため、夏場も家の中の温度があまり暑くならず過ごしやすくなるといったメリットがあります。家の強度に問題がなく、庭の手入れ等が好きで趣味に加えたい方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。



https://www.lifestyle.co.jp/2003/09/post_119.html
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