携帯でさりげなく監視

ライフスタイル総合研究所



 携帯でさりげなく監視

投稿日:2004年01月22日 13:39

 生活の中に携帯電話やパソコンがすっかり浸透してきました。電話やメールという使い方だけではなく、高齢者の様子を見守ったり、ひったくりやピッキングなどの犯罪防止に役立ったりと、持ち主を守る「用心棒」としても力を発揮しつつあります。身の回りの安全への関心が高まる中、情報技術(IT)による「安心サポート」はどこまで進んだのでしょうか。

 ドコモ・システムズが開発した「留守モード」は室内の様子を携帯電話で監視するシステムです。照明や鍵の開閉の確認も携帯電話で操作でき、新築住宅で導入するところが増えています。ワンルームマンション大手の菱和ライフクリエイトでは10月に完成した東京・世田谷区内の分譲マンションに全室導入したところ、女性の入居者が8割を占めました。これから建設するマンションには標準装備として導入していくようです。

 カメラなしで「さりげなく」見守るサービスもあります。ガスや電気ポットの使用状況、センサーで感知した人の動きなどで、「異常事態」をチェックし、知らせてくれるシステム。東京ガスや松下電工、象印マホービンなどがそれぞれ開発しています。こうした「見守りサービス」の広がりで、機器を活用した新たなサービスを各社が競い合うようになっています。

 今年6月、見守りサービスの利用状況などを調べた国民生活センターは「最初は監視と受け取り、戸惑う高齢者もいますが、活用することで家族とのコミュニケーションが増えたケースも多いようです。ただ、それに頼りきらないことも大切」と話しています。



https://www.lifestyle.co.jp/2004/01/post_104.html
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