内壁のペイント

ライフスタイル総合研究所



 内壁のペイント

投稿日:2005年01月15日 14:19

 環境や安全に配慮した米国や英国製など海外の水性塗料が出回り、色が豊富なこともあって、自宅の内壁を自分でペイントしてインテリアの模様替えをする人が増えています。自然塗料やVOC(揮発性有機化合物含有量)が超低量で鉛、水銀、ホルムアルデヒドなどは含まない、素人でも塗りやすく、嫌な刺激臭もない塗料が選ばれています。

 自分で塗る方法は、まず壁のほこりを払います。壁紙にはがれた部分がある場合はノリをつけて張り直しておきます。次に塗りたくないところを養生(マスキング)します。

 ペンキの缶を振ってペンキの色をなじませたあと、バケツに3分の1ほどペンキを入れます。ペイント作業は、まず壁のスミやコンセントなど細部のはけ塗りから始めます。塗料は根本までつけずに、はけの半分くらいまでつけるのが垂れないコツです。細部が済んだら、あとはローラーで全体を塗ります。バケツのネットの上で転がしながら、徐々にペンキを含ませます。塗料のたまりがないように注意しながら塗っていきますが、多少のムラは上塗りしますので気にしなくても大丈夫です。

 一度塗りをしたら、30分から1時間ほど待って全体に重ねて仕上げ塗りにはいります。作業が終わったら、完全に乾かないうちに養生をはがして、よく換気をします。晴天で風通しのよい部屋なら、30分から約1時間でさわれるようになります。使用した道具はよく水洗いをして陰干しにします。

 室内は白を基調としたクロス張りの家庭が多いと思いますが、クロスが汚れてきたり、雰囲気を変えたいと思ったら、クロスを張り替える前に自分でペインティングを試してみてはいかがでしょうか。自分の好みの色はもちろんですが、光との関係から色を選ぶ方法もあります。色ごとの反射率の違いを利用して、例えば階段室や少し暗めの場所は黄色みが入った色でペイントすると明るくする効果があります。また、西向きで光が強く入る部屋などは少し青みのある色を選ぶと熱を抑えてくれます。

 全体的には少しくすんだ色を使うと仕上がりが美しく見えるようです。色見本を壁に貼ってどの色にしようかと色選びに迷うのも楽しい時間かもしれません。



https://www.lifestyle.co.jp/2005/01/post_3.html
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