「花粉症」について

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 「花粉症」について

投稿日:2007年03月22日 16:26

 花粉症とは、スギ、ヒノキ、シラカバなどの花粉によって引き起こされるアレルギー症状を指します。症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目などが主なものです。症状が酷(ひど)い場合は、まれに喉(のど)が痛くなったり、発熱する場合もあります。

 人体は、体内に入り込んだ異物(抗原)に対抗する物質(抗体)を作ってこれを排除しようとする働きがあります。アレルギー症状とは、この働きが過剰な状態を指します。花粉症の場合、スギ花粉などの抗原が体内に取り込まれると、その度にIgE抗体が作られ、これが体内に蓄積され一定量に達すると、体を守るために様々な症状が生じます。

 具体的には、花粉を体内にこれ以上入れないよう「くしゃみ」で吹き飛ばす、体内に進入した花粉を「鼻水」や「涙」で体外に排出する「鼻づまり」を起こすことで花粉が体内に入れないようにする、「かゆみ」を発生させ掻(か)くことによって体外に追い払う、などの症状です。これが花粉症の症状です。

 花粉症対策で最も重要なポイントは、抗原である花粉を体内に取り入れないようにすることです。服装や装備品を工夫することで、花粉を体外に留めることが可能です。

【マスク】

 鼻水や鼻づまりが酷い方は、外出時にはマスクを着用しましょう。外出時のマスク着用により、吸引する花粉の7割以上をカットできるとの調査結果が出ています。

【眼鏡・コンタクト】

 目のかゆみや涙など、花粉症による目の症状には、花粉を少しでも目の粘膜に付着させないことが大切で、眼鏡着用が効果的です。
 コンタクトは使い捨ての物を用いるなど常に目の粘膜を清潔な状態に保つよう心掛け、症状が改善されない場合は花粉シーズン中のみ眼鏡を使用するようにしましょう。

【コート】

 コートは屋外で花粉ができるだけ付着しないよう、化繊や皮製などツルツルした手触りの表面生地のものを選び、帰宅時はコート表面についた花粉を払い落としてから玄関に入るよう心掛けましょう。

【帽子】

 花粉を髪の毛に付着させないよう、外出時は帽子を着用し、また髪の毛は纏(まと)めたりショートカットにして、帽子で髪の毛をすっぽりと覆う工夫が重要です。

【洗濯・布団干し】

 花粉シーズン中は、洗濯物はなるべく室内に干すか、乾燥機や風呂場乾燥などを利用して外干しは避けましょう。どうしても、屋外に干したい場合は、洗濯物を取り込むときに洗濯物を十分に叩き、室内に花粉を取り込まないよう努めましょう。この一手間で花粉症対策に十分な効果があることが報告されています。
 布団についても同様で、できれば花粉シーズンは布団乾燥機などを使用し外干しは避け、外に干した場合は、布団を取り込む際に布団の表面を十分に払い、表面に掃除機をかけるとよいでしょう。

【部屋の掃除】

 花粉以外にも、屋内のダニや埃(ほこり)、動物の毛など他のアレルゲンが、花粉症の症状を酷くすることがあります。部屋を常に清潔に保つよう心掛けましょう。



https://www.lifestyle.co.jp/2007/03/post_190.html
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