桐10万本植林プロジェクト

ライフスタイル総合研究所



 桐10万本植林プロジェクト

投稿日:2008年07月04日 09:36

■グリーンベルト植林プロジェクト

 ベトナム首都ハノイからフランス首都パリまで、地球を12000km貫く「グリーンベルト植林プロジェクト」を興します。この緑のプロジェクトでは、12000kmに渡る広葉樹の植林を通して、Co2削減のみならず鳥や動物の生態系の復元により、世界を一つにしていくことを目的としております。

 また桐の植林が一段落したところで、第二段には世界各地にオーケストラに使う楽器の素材樹木の植林を始めます。そして100年後、この植林木から作られた楽器で、私たちの子どもや孫たちが最高のオーケストラコンサートを開催してくれることを心から望んでおります。

■地球規模で桐の文化を継承

 人は古来より、身近にある素材を使い暮らしを支えてきました。古来の人たちは、その素材の持つ意味、「一番美しい形状が、一番強度があり、一番美しい音を発すること」を肌で感じ、素材の組成を十分に理解することで、道具や楽器などを作り出していました。素材を知り尽くされ作り出された形状は、非常に美しく、魂の入ったものでした。

 私たちは木という素材を生活に取り入れ、その美しさを醸し出すことこそが、生きる知恵としての文化だと考えます。桐の木は、古代3000年の昔より、シルクロードの果てから日本に至るまで、琴の胴材として使われてきました。

 そして地球の東端にあたる日本の岩手県に辿り着き、民族神楽の桐能面として、その美しさを今に残しています。桐で作られた能面は、東南アジアのラワン材や北方のナラ材の能面と異なり、舞を演じる人の顔に負担をかけずに、まさに鳥のような舞を演出してくれます。

 私たちは、このような桐の文化を育み、地球規模で継承していきたいと考えております。そして桐文化の継承が、古き良き日本人の心を思い出すきっかけとなれば幸いです。

■日本の林業を復興するために

 日本の美しい景観は、海と山、そして針葉樹と広葉樹のバランスの中で、世界に類をみない美しい山河を醸し出しています。日本の景観を取り戻すためには、100万人の林業家が必要とされています。現在日本の国有林で働いている方々は平均年齢が60歳以上、その人数はわずか6000人です。

 ベトナムの子どもたちが桐と一緒に成長し、やがて10年経ち育てた桐を伐採する時には、子ども達も一人前の青年となり、日本の子ども達と共にその植林技能を発揮してくれる日が来ることでしょう。決して平坦な道のりではありませんが、成功も失敗も経験し、互いに励ましあい、そして喜びを分かち合いながら協力できる体制を実現していきたいと考えております。

 日本の道路は裏道や脇道を木で造ることで、ヒートアイランド現象や大雨による洪水の心配がなくなります。ワダチのできる所には硬い木を用いて、排水溝の近くには水に強い木を使います。このような樹木の使い分けをすることにより、日本の山の植生を照葉樹などの自然植生に戻すことが可能となり、経済的要求にも合致するため、初めて本格的な自然植生に戻す活動が成り立つと考えています。

■日本国内の窓口

 ベトナム政府関係者と協議の結果、任意団体「桐、ささやかな植樹祭 主幹 八木 隆太」をNPO法人とし、日本国内の窓口としてベトナムの植林専門会社との連携を図る運びとなりました。ただいまNPO法人設立準備中です。

 1993年に発会。日本、中国、ベトナムに促成有用樹種である桐の植林を実施。この度ベトナムで、子ども達に桐植林の専門指導を行い、世界で不足している広葉樹植林育林指導員を育成する。この活動のシンボルとして、「太平洋西岸のベトナムから大陸を横断してフランスのパリまでの12000kmを、広葉樹を主体とした緑の植林で繋ぐプロジェクト」の実施を目指します。

■ベトナム国内の窓口

 植林事業を行なう場合、ベトナムの国内法で日越(日本とベトナム)合弁による法人の設立が義務付けられています。この法律に従い植林実行専門の合弁法人「日本ベトナム植林開発ファンド株式会社」を設立致しました。開設にあたり役員の人選には特段の配慮を致しました。

 ベトナム人取締役の御三方は、政府要人関係者であると共に、ベトナム戦争中の枯葉剤空中散布により障害を負った子ども達、今もなおその影響を背負って生まれてくる子ども達へ長年支援を続けてこられています。

■会員(発起人)募集要項

・正規会員 一口 110万円
 正規会員の方の募金は、桐植林・育林費の他に、教育のための施設、教材費、日本とベトナムの子ども達の交流経費に充当させていただきます。

 この支援の基幹を成す方々には、桐の伝統文化の地球最東端で伝承されている桐能面を一つずつ、「桐、ささやかな植樹祭」より寄贈致します。

 10年後、桐植林が成功し伐採を迎えられる時、100人の正規会員が100体の桐能面をギャラリーに集め、次の地球環境を守る人々へ、そのシンボルとなる桐能面の引継ぎ式を開催致します。

・協力会員 一口 10万円
・一般会員 一口 1万円
・こども会員 100円から受付致します

 桐は10年という短期間で伐採できますから、幅広い方々にご賛同頂き易くなっております。

〔種・苗木・植林・育林費用の目安〕

*桐1本分の苗木代、植林費、10年育林費は約16000円です。
*種代100円、苗木代300円、堆肥肥料を作るためのブタの飼育費用(1頭)500円/月、農作業用水牛飼育費用(1頭)1000円/月です。

 ライフスタイル総合研究所も「ベトナムの子どもたちとの桐10万本植林プロジェクト」に参加しています。

 詳しい資料をご希望の方は03-3449-1021までご連絡ください。



https://www.lifestyle.co.jp/2008/07/10_2.html
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