「災害時代をどう生きる」

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 「災害時代をどう生きる」

投稿日:2014年08月28日 09:00

広島市安佐南区の土砂災害のニュースが2014年8月20日のテレビで放映さ
れました。山林を切り開いた造成地は軟弱な花崗岩砂状地盤のようです。最
近は台風による土砂災害が日本に限らず世界中に起きています。

東日本大震災以来、災害地で聞く被災者の声は「こんなことは初めて」と
茫然自失の状態で語っています。山間部の造成工事も市街地の造成工事も従
来の法基準では通用しなくなってきています。建売住宅が全盛の頃は山林地
帯に「工事残土処分可」の看板が目立っていましたが、その場所にいま住宅
が建っているのです。以前河川の支流であった沼を造成して建てた家は、東
日本大震災の時に地盤が液状化して、すべての家が倒壊寸前になりました。
海、川、湖、池、沼の近くや山間部の造成地、擁壁の高い家は特に危険なの
です。

都市部の雨水災害も多くなってきました。路上や個々の家の「内水氾濫」
は「下水道の氾濫」です。雨量の処理能力は50ミリ(1時間の雨量)を基準
に造っていますから、コンクリートやアスファルトの道路が増えるに従って
雨量の処理能力は限界にきています。災害問題の解決には公助と自助と共助
があります。市街地に住んでいる方はまず自助でもって、自宅の庭は自然の
土と草花を生かしてコンクリートにはしない。更に雨水を再利用する貯水タ
ンクや一時保管の排水槽を設置するなどの検討をしてはいかがでしょうか。
問題のある造成地では共助によって対策を検討して、公助を願うのがよいか
と思います。

私が中古住宅再生に期待するのは、このような災害の中にあっても残って
いる住宅です。築50年の住宅であれば地盤が50年保持しているという証明に
なるからです。
                 住宅リフォーム教室 主宰 山川義光

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https://www.lifestyle.co.jp/2014/08/post_723.html
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