カビ対策

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 カビ対策

投稿日:2005年06月16日 10:30

 6月は北海道を除いて、日本全国湿気の多い梅雨の季節になります。この時期、やはり家庭で気になるのがカビではないでしょうか。油断をしているとカビが家のあちらこちらで増殖しかねないので注意が必要です。カビは種類も性質もさまざまです。黒カビは風呂や玄関等どこにでも生え、青カビはもちやミカンなどに生えます。カビ臭いときは青カビの胞子が空中を浮遊していることが多く、浴室やトイレのカビには水あかのように見える酵母カビもあります。

 カビが一番発生しやすいのが浴室です。カビが生えたら、まずカビの生えた壁面をシャワーでぬらし、さっとこすり落とします。しつこいカビにはカビ用洗剤をかけて風呂用のブラシでまんべんなく伸ばします。普通ですとブラシでこすって落とそうとしたりしますが、市販のゴミ袋やビニール、小さい部分はラップをぬれた壁面に張り付け、時間を置きます。シャワーの留め具はゴミ袋などでは覆いにくいのでキッチンペーパーがよいようです。カビはこすり落とすよりも洗剤との化学反応で分解して落とすのが基本ですから、ゴミ袋等で覆った方が洗剤が乾いたり垂れたりせず、効果が高まります。5分から10分ほど放置した後、ブラシでこすり、水で洗い流します。

 カビ落としの掃除は最後の手段ですから、予防には気配りが大切です。浴室では最後に入った人が湯をぬいて、壁などに水をかけて温度を下げ、水気をふき取るだけで予防効果はかなり高まります。こまめな掃除と換気扇などを使って通気をよくすることに気を付けましょう。

 押入はカビを落としにくいので、予防が一番です。頻繁に押入をあけたり、すのこを敷いて通気性を確保します。カビが生えてしまったらよく乾いたぞうきんで拭き取って、扇風機などで風を当ててよく乾燥させましょう。壁もビニールクロス張りなら漂白剤入りの洗剤を使えますが、布製の場合は薬局などで扱う消毒用のエタノールで拭きます。頑固なカビは中性洗剤で、先にある程度落としておくことが肝心です。カビの胞子は空中を漂っているので根絶するのは難しいですから、上手に共存するしかないようです。簡単には撃退できないとの認識でこまめに掃除をする習慣をつけましょう。



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