企業広告のネットへの移行

ライフスタイル総合研究所



 企業広告のネットへの移行

投稿日:2006年01月06日 14:47

 商品、サービスのマーケティングやコマーシャルであれば、ネット・コミュニティーを経由しないでもテレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアがあり、広告効果もずっと大きいはずです。それなのに企業はなぜネット・コミュニティー上でマーケティングを行うのでしょうか。

 答えは米国で始まったマスメディアからインターネットへの広告費のシフトにあります。マスメディアによるマーケティングは効果が弱くなり始め、米国の大手の広告代理店は、現在広告費の7割から8割を占めるテレビ広告が2009年ごろまでに半分に減ると大胆に予測しています。

 既に2005年には米国の大手企業がテレビなどの広告費を減らし、インターネット広告費を2割から5割増やしました。テレビ好きだった米国人ですが、最近は若者がテレビを見なくなり、ライフスタイルに変化が出ています。

 米大手テレビ局のNBCの平均視聴者年齢は49.1歳、CBSは51.8歳。若者に受けるWB(ワーナー・ブラザーズ)ですら40.7歳です。米国では危機感を強めたニュース・コーポレーションが最大手の独立系ソーシャル・ネットワーキングのマイスペースを5億8千万ドルで買収しています。

 この波は我が国にも確実に波及しています。既に我が国のインターネット広告費はラジオを凌駕しました。ライブドアによるニッポン放送株買占め、楽天のTBSへの統合提案などは、このあたりに真意がありそうです。



https://www.lifestyle.co.jp/2006/01/post_144.html
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