ペット対応の住まい

ライフスタイル総合研究所



 ペット対応の住まい

投稿日:2007年05月21日 09:32

 近年、少子高齢化が進んでいますがそれに伴って犬・猫などのペットを生活のパートナーとして屋内で飼うケースが増えています。ペットフード業界の調査では2005年度で、ペットとして飼育されている犬猫の数が2500万匹になり、15歳未満の子供の数を上回ったとのことです。こういった背景からペット禁止だったマンションを飼育可能に変更する管理組合や賃貸マンション、分譲マンションが増え、当初からペットの飼育を可能とする物件も増えつつあります。

 ペットと暮らす工夫としては、ペットと飼い主、近隣住民のそれぞれの立場から考えていく必要があります。ペットの習性として、代表的な犬は家族といつもふれあうことを望み、寂しがり屋で散歩を好みます。また、猫は自由気ままな行動が特徴で、高いところや居心地のよい場所での休息を好みます。飼い主は、床材や壁などの内装材に汚れや傷が付きにくいこと、ペットの抜け毛などの掃除がしやすいこと、室内にペットの臭いがこもらないことを重要に考えます。近隣住民には、ペットの鳴き声や臭いが漏れないこと、近隣の敷地内に入らないことなど不快感を与えないことです。

 ペットと暮らす場合、床材の選び方が一番難しいようです。傷がつきにくく掃除がしやすい床材は、硬く表面が平滑なものがいいのですが、ペットにとっては滑りやすく動きにくいものとなります。相反する条件をある程度満たす材料としては、滑り止めの表面処理仕上げをしたフローリングやアクリルUV塗装仕上げのコルクタイル、ジェットバーナー仕上げの御影石、凹凸のあるタイルなどがあげられます。又、汚れた部分だけを取り外して洗濯できるタイルカーペットもよく使われています。

 ペットといっても人と同じく多種多様で、犬や猫に限っては種類も多く、性格や躾のレベルも違いますが、犬を飼う場合にはのびのびと動き回れる壁や柱の少ないオープンな空間が望ましく、日課となる散歩から帰ってきたときに足を洗えるマルチガーデンパンのような設備があると便利です。冬でも暖かいお湯が出るとより快適です。さらに臭いがこもらないように24時間換気システムや、ペット用のくぐり戸、ブラッシング用のスペースなどを考慮するといいでしょう。



https://www.lifestyle.co.jp/2007/05/post_202.html
コメントなどを募集中!
コメントしたことがない場合ライフスタイル総合研究所の承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。




ライフスタイル総合研究所について会社概要業務内容営業拠点 
Copyright(c) 1997 by (株)ライフスタイル総合研究所