デトックス

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 デトックス

投稿日:2007年06月18日 09:32

 健康やダイエット、美容などに関連して「デトックス」という言葉をよく耳にすることが多くなってきました。

デトックスとは、de(なくす)-toxification(毒)を組み合わせた言葉の略語で毒素を除去することを意味します。本来は、アルコールや麻薬などの中毒を治療する意味として使われてきましたが、最近は体内に蓄積された有害物質を体の外に排出する、あるいはその毒素を無害にするという広義な意味で使われています。

 流通の発達により、世界中のあらゆる食物が食卓にのぼるり、食生活は豊かになりましたが、その反面、品質を保つために農薬や保存剤など何らかの人工的な合成化合物が使用されています。基準的には体に害がないとされていますが、長期使用による影響までは解明されていません。ごく普通に暮らしていても、1年間に数kgの食品添加物を摂取していると言われています。

 さらに現代社会ではストレスの負荷も大きく、酸素が体内で変化した活性酸素も増加しがちで、増えすぎると老化や発ガンの一因になるとも言われています。普通に生活しているだけで、呼吸や食事、皮膚などから自然に有毒な物質を(毒素)を溜めこんでいるのが現代社会と言えます。

 デトックスすべき毒素としては、五大有害重金属の水銀、カドミウム、鉛、アルミニウム、ヒ素があげられます。水銀は魚介類の摂取や歯の詰め物のアマルガムから蓄積され、脂肪燃焼を助ける酵素の働きが鈍くなります。鉛は慢性疲労や頭痛を引き起こします。ヒ素は残留農薬や魚介類、排気ガスに含まれ、こちらも慢性疲労や神経機能障害、貧血、皮膚障害が起きます。カドミウムは肝臓、腎臓の機能障害、アルミニウムはアルツハイマーの原因になるなど脳細胞に影響を与えます。他に環境ホルモンやPCB、ダイオキシンや躰の代謝によってできる乳酸や尿酸、アンモニアなどの老廃物も毒素としてあげられます。

 体内の毒素の75%は便、20%が尿、3%が汗、1%が髪や爪から排出されますので、まずは便通をよくすることが大切です。便通をよくするには、やはり食物繊維を含んだ食物を十分に摂ることが重要です。具体的にはゴボウやサツマイモ、キノコ類、コンニャクがあげられます。

 また、毒を捕まえて排出させる効果の高い野菜はタマネギ、ネギ、ニラ、ニンニクの4つが代表的です。さらに、水分をたっぷりとって汗をかくことで代謝が高まり、腎臓での解毒力が高まります。水は1日に1.5-2Lくらいを目安にこまめに飲む習慣をつけます。汗をかくにはウォーキングなどゆっくり体温が上がる運動や、38度程度のお湯に15分以上つかる半身浴がお薦めです。

 体内のミネラルバランスや有害物質の蓄積度を測る方法としては毛髪から測定する方法と爪から測定する方法があります。



https://www.lifestyle.co.jp/2007/06/post_208.html
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