粋き活き農場のこだわり

ライフスタイル総合研究所



 粋き活き農場のこだわり

投稿日:2010年09月03日 09:00

 秋田県大潟村で30年以上にわたる有機農法によるお米作りと籾から発芽さ
せた究極の発芽玄米「芽吹き小町」を開発した粋き活き農場代表井手教義さ
んのこだわりについてご紹介します。

■厳選した充実度の高い種を使う
 塩水に種を浸けると、充実度の高い優秀な種は沈みますが、軽い種は浮い
てしまいます。普通の塩水選では濃度比重1.13という、ちょうど生卵が浮い
て横になるくらいの濃度で選別しますが、粋き活き農場では塩水選を1.17と
いう濃い濃度で行います。通常約90%は沈むものが、塩水を濃くすることで
約50%しか沈みません。コストはかかりますが、それだけずっしりした、い
い種が残るのです。

■いい苗を植えることが基本
 普通は、葉が2.5枚から3枚ほど伸びてきた状態の苗を田んぼに植えます
が、粋き活き農場では葉が5枚出るまで苗をじっくり育てます。そうするこ
とで根の活着がよくなり、田んぼにすぐ水をたくさん入れることができて雑
草の発芽をおさえることができます。コストはかかりますが丈夫に育ちます。

■人間が食べてもいいもので堆肥をつくる
 いい堆肥がおいしいお米をつくります。完熟したいい堆肥だから、嫌な臭
いも、ハエも発生しません!この道30年以上のベテランが厳選した堆肥の材
料は…発酵堆肥、はたはたのあら、カボチャの種や皮、醤油のかす(生きた
酵母菌がいっぱい!)、米ぬか、くず大豆、おから、カニのから、魚かす、
菜種油のかす、パン酵母、そのほか、遺伝子組換えの原料が混入するのを防
ぐ為に、毎日国産大豆のオカラを集めています。

■微生物が働くオリジナルブレンド堆肥のつくり方
 以上の材料に、納豆菌と麹菌を入れて発酵させます。世界遺産でもある白
神山地の清水で培養した微生物を使用して発酵堆肥をつくります。途中、き
りかえして、充分に熟成、発酵させます。最後に、ヨーグルトかヤクルトを
乳酸菌のかわりに入れて仕上げます。

■疎植だから丈夫に育ちます
 丈夫な稲をつくるコツは、苗と苗の間隔を充分にあけること。ひとつひと
つの苗にたくさんの栄養が行き渡り、穂が大きくても支えられる太くて丈夫
な茎に成長します。

■じっくりゆっくりと乾燥
 お米は、時間を短縮させるため温度を高くして乾燥させるとまずくなりま
す。粋き活き農場では、大事に育てたお米をじっくりゆっくり乾燥させる工
夫をしています。まず、田んぼの水を落として20日くらいおいてから稲刈り
をします。それで、22%まで乾燥させることができます。収穫したお米は乾
燥機で35度?40度の低い温度で、最低でも20時間かけて乾燥させます。「芽
吹き小町」は遠赤外線の出る乾燥機で乾燥させますから、さらに甘みやおい
しさが増します。

■育て方のレシピは自然から学ぶごと
 井手教義さんは、30年以上前に大潟村に入植してお米や大豆を作り始めま
した。初めて創った大豆は全国農協中央会賞(全国2位)を受賞しました。
井手さんは一番の先生は自然だと言います。自然は様々な面で、計り知れな
いカを持っています。その自然をよく観察することがとても大事です。そし
て、消費者の皆さんに安全の大切さを教えていただいたと話しています。

 今でも、消費者の勉強会に出かけて行きます。農業者に卒業式はありませ
ん。それは、ほかの職業でも同じかもしれません。若いころはたくさん苦労
しましたが、いまは仕事が生きがいです。昭和49年の入植試験の面接時に
「農業の使命は国民に食料を供給し、自然を守ることだと思います」と答え
たそうです。田んぼは、お米を生産する場だけでなく、たくさんの生き物を
育み、自然のダムの機能も兼ねます。そんな田んぼに毒を流したくない。日
本の美しい風景として誇れる場であり続けてほしいと語ります。

 粋き活き農場のお米は http://sizenhasikou.com で購入できます。

 粋き活き農場のパンフレットご希望者はinfo@natural.gravits.jp宛てに、
「粋き活き農場パンフ希望」とご記入の上、郵送先をお知らせください。



https://www.lifestyle.co.jp/2010/09/post_440.html
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