キッチンが家の中心

ライフスタイル総合研究所



 キッチンが家の中心

投稿日:2010年09月08日 09:00

 最近の住宅では、キッチンの存在感が増えています。かつては家の片隅に
設けられた別室で、壁を向いて作業する場所でしたが、今では家の中心部分
へ進出しています。40?50年前まで、台所は食事をする茶の間とは別室にあ
るのが主流でしたが、最近は家族や友人とのコミュニケーションの場として
の役割が強くなって、キッチンがリビングを押しのけるほど存在感を増して
います。

 終戦直後、資材難から住宅の規模制限が設けられ、1948年までは12坪(約
40平方?)までしか建てることができませんでした。1950年代半ばから日本
住宅公団が供給した団地の影響もあり、食事用のテーブルとイスを置く「ダ
イニングキッチン」(DK)が普及し、70年頃には調理をする場所と食事を
する場所、リビングが一緒になった「リビングダイニングキッチン」(LD
K)が登場しました。(DK、LDKは和製英語)

 ただ、この段階では調理や洗い場は壁を向いたままのものがほとんどでし
た。2000年頃から、リビングに向かって調理台や洗い場を設置する「対面型」
が急速に増え始め、現在では調理場と洗い場とが壁から完全に独立した「ア
イランド型」を選ぶ人も多くなっています。90年代の持ち家では台所が別室
になっている家が40%ほどを占めていましたが、現在は25%程と少なくなっ
ています。

昔はテレビが一家を集める要素でしたが、今では食事という日々の行為が
家族を集める唯一の要因になっているようです。マンションにおいても団塊
ジュニアを中心にキッチンを核として家族のつながりを求める傾向が強く、
キッチンをリビングの中心に据える間取りが増えています。

 招待客との会話も楽しめるキッチンは、緊密な家族関係だけでなくマナー
など社会性を取り戻すきっかけになるかもしれません。



https://www.lifestyle.co.jp/2010/09/post_443.html
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