血管ほぐし

ライフスタイル総合研究所



 血管ほぐし

投稿日:2012年01月10日 09:00

 寒さ本番となってきました。手がかじかんだりしたときに自然に手をこす
って温めようとしますが、実はこの動きには科学的な根拠があるようです。
体をこする動作により皮膚の下の動脈が刺激され、血管の中に一酸化窒素が
発生して血管を広げて血流がよくなります。こすり方を工夫すると、体のい
ろいろな部位の血流がよくなり、冷えやむくみ、こりを取る効果だけでなく、
若さを保つことも期待できます。

 順番としては、手から始めるのがいいようです。手の動脈は比較的浅いと
ころを走っているので直接刺激しやすく、直ぐに温まります。また、神経分
布密度が高いので、ここを刺激すると脳や体の血流も増加します。そのとき
は指の両側を走っている動脈を意識してほぐします。時間は両手で約2分く
らいが目安になります。

 顔や頭の冷えはなかなか自覚しにくいのですが、目の回りのクマがひどか
ったり、顔が青白かったりしたら血流が悪くなっていますので、指を鼻筋に
当てて、指先を鼻骨に押し付けながら、上から下、下から上へを1分間程度
繰り返します。額は、両手のひらや4本の指の腹を使って、額の中央や額の
脇の部分を骨に押し付けるようにして30秒くらいずつほぐします。

 足は心臓から一番遠い場所にあるので、血液が届きにくく冷えを感じやす
い部位です。足首の浅い部位に血管が走っているので、ここをほぐすと足の
冷えが解消します。まずは足首を回して血流を改善し、足首と足先を両手で
しっかりつかんで、足首を回転させせます。その後足指をねじりながら1本
ずつしごきます。

 毎日全身を15分くらいほぐすのが理想ですが、血管を広げて血流をよくす
る一酸化窒素は刺激を受けた部分にだけ効果をもたらしますので、冷えの解
消が目的ならば、冷えてる部分を集中的にほぐしましょう。ちょっとした空
き時間やデスクワークの気分転換などで代謝促進を取り入れてみたらいかが
でしょうか。



https://www.lifestyle.co.jp/2012/01/post_557.html
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