|  100年住宅達成のために投稿日:2013年10月31日 17:00 
 国と有識者と行政と建築業界トップの方々に、現場で働く者として、少しでも理解をしていただきたいという思いで「現場の実態」「職人の意識」
 「住宅の見えない箇所」の問題を提起してきました。
 欠陥・違法の問題が起こる度に国は法規を改正しますが、問題は再発しています。隠れた箇所に起こる違法建築はハウスメーカーのような組織であっ
 ても問題が起こっています。今までのような解決策では欠陥・違法建築は絶
 えることがありません。これからは上の目線で解決策を構じるのではなく、
 下の目線(現場と職人)から問題を解決する時期にきていることに気付いて
 ほしいと願っております。
 消費者の住宅相談教室開催の傍ら、私は週に一回のペースで現場の仕事を職人と共に働いています。「中古住宅再生術」の一つである「床下の点検と
 提案」では業者と職人の「意識向上の改革」をしない限り、日本の住宅を
 100年住宅にするという国策は望めないと感じました。
 中古住宅を優良中古住宅として、長寿命化を目指す国策の実現は職人の「心と技」で決まります。技は大事ですが、格差のある現代は「心」で決ま
 ります。技があってもやる気をなくすような心にしては、良い仕事が出来ま
 せん。厳しい法規を作って監理・検査をする組織や企業を作っても一日中見
 張る訳にはいきません。
 100年住宅実現のためには、複雑な手続きや監理・検査が消費者(所有者)の意欲をそぐようなことがないように、目線を職人と消費者の心理に向けて
 ほしいのです。今の国策に希望を持ち始めた消費者(所有者)の「自分の家
 は自分で守る」意識の芽生えを職人の「心」と共に大切にしていけば、
 100年住宅は実現すると思っています。
 住宅リフォーム学院 主宰 山川義光 住宅の新築、リフォームの相談は、「ライフスタイル総合研究所:03-3449-1021」までお問い合わせください。
 
 
  https://www.lifestyle.co.jp/2013/10/100_1.html
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