|  住まい「鉄筋コンクリートの寿命」投稿日:2014年07月29日 09:00 
 コンクリートは砂利と砂の骨材に接着の役目をするセメントや水で出来ています。これに強度を高める鉄の棒(鉄筋)を組み込んだものが鉄筋コンク
 リートと呼ばれ、道路を支える橋やトンネル、堤防といったインフラからビ
 ルなど建築物の構造体に幅広く使われています。
 コンクリートは当初アルカリ性で、これが空気中の炭酸ガスを吸収して年に0.5mmくらいずつ中性化していきます。鉄筋のかぶり厚(コンクリートの
 厚み)を3cmとすると、60年でコンクリートの中性化が、鉄筋にまで到達す
 ることになります。コンクリートは中性化しても強度が弱まるわけではなく、
 空気や水が浸透しやすくなることで劣化します。
 これが鉄筋にまで到達すると錆を生じさせて鉄筋が膨張し、コンクリートを徐々に押し出すような事態が発生します。コンクリートの強度はコア抜き
 試験で確認することができますが、マンションなどの建築物では配管などの
 設備が先に寿命を迎えてしまいますのでリニューアルが不可欠です。また、
 コンクリートの劣化している箇所は鉄筋の張替えやフレッシュコンクリート
 の注入などの補修、表面にポリマーセメントモルタルを塗布することなどで
 寿命を延ばすことができます。
 1970年代までの高度成長期に建てたインフラやビルの建て替え時期が近づいていますが、鉄筋コンクリートの寿命が長くなれば、自治体や企業などの
 投資負担は減ります。錆の原因となる空気や水を鉄筋に届きにくくする仕組
 みなどで鉄筋コンクリートの寿命を延ばす開発に各社が取り組んでいます。
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  https://www.lifestyle.co.jp/2014/07/post_717.html
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